精神障害の区分
10.29
精神障害・精神疾患の原因はまだ未解明であるが、古くから、便宜的に病因を以下のように分類し、現在の主流となっている。
精神障害を原因によって区分すると以下のように3つに分けることができる。
・外因性
・内因性
・心因性
外因性
体の病気が元となって起きる精神障害であり、かつ医学的な対処が必要な障害で、外因によって個人に影響や障害を及ぼす精神障害を指す。出生時の障害、頭部外傷、老人性痴呆、内分泌疾患、代謝性疾患がこれにあたる。なお、外因性をさらに具体的に区分すると以下のようになる。
1.器質性精神障害・・・脳そのものの病気によって生じるもの。アルツハイマー病などの痴呆症が中心。脳の損傷に基づく人変化やうつ状態など様々な病態が含まれる。
2.症状性精神障害・・・脳以外の身体病によって生じるもの。様々な身体疾患による、精神症状。甲状腺機能亢進症など。
3.中毒性精神障害・・・薬物・毒物を使用した結果による精神障害。アルコールや覚醒剤等による精神障害。
内因性
発症原因により分類したとき、個人の素因や遺伝子が主たる発症原因であると考えられる精神障害を指す。遺伝・体質的に原因があると考えられ、器質性障害ではない精神障害のことを指す。原因は不明であることが多いが、脳の機能の異常によると考えられている。統合失調症、躁うつ病や非定型精神病等がこれにあたる。
心因性
既知の気質的・遺伝的あるいは生物的な要因が存在せず、個人の心理的葛藤やフラストレーションに原因がある精神障害。神経症や自律神経失調症やパニック障害はその代表的なものである。