ケースワークの理論一覧

2007
12.19

ケースワークの理論モデル
診断主義アプローチ
フロイトの精神分析を取り入れたアプローチ。個人のパーソナリティ成長による問題解決をしてくもので援助者主導となる。またF・ホリスは、クライアントを社会的存在として位置付けるケースワーク理論を提案した。
機能主義アプローチ
クライアントが持っている意志の力を十分に発揮できるように援助関係を活用して促そうとしたもの。背景にランクの意志心理学がある。ソーシャルサービスをクライアントが活用できるように援助する方法である。
問題解決アプローチ
パールマンにより体系化されたもので診断主義と機能主義を統合しようとしたもの。このアプローチの目標は、パーソナリティの発達や社会変容ではなく、クライアントと援助者の間で確認された人間関係の不備または事柄との関係の不備の問題解決である。
行動変容アプローチ
学習理論を基礎にしているアプローチ。クライアントが問題と感じていたり解決したいと思っている「行動」に焦点を当て、変容すべき行動が消去されること、新しい行動が強化されることが目標となる。
危機介入アプローチ
緊急な事態に対しての即物的なサービスなど効率よく援助する方法。基本的対応は、即時性、接近性、参加、連携である。臨床対応としては、支持、カタルシスを促す、解釈を与える、医学的介入、環境調整である。
課題中心アプローチ
援助者が依頼する比較的具体的で解決できる問題のみを扱い、目標の達成についての援助が中心で、達成後は新しい目標を持ったり、目標を修正したりする。
家族療法アプローチ
1950年代から精神分裂病の家族研究の中で生まれた。現在、システム理論を基礎としたシステム型家族療法が主流となっている。これは他のシステムと相互影響し合っている家族を取り巻くシステムに変化を生じさせることを目標とする。
統合的なアプローチ
① ジェネラリストアプローチ
人と環境をシステムとして包括し、ソーシャルワークの焦点を人と環境との接点面である両者の相互作用に当てた理論
② システム理論
物質から生物体そして社会的現象に至るまで、あらゆる組織や集合体に対して共通する認識を試みた理論
③ エコロジカルモデル
一般システム論から導き出された生物体の論理を人間と環境との相互交流に当てた人間の生態系を認識する概念
④ ケアマネジメント
クライアントが地域で生活するためのニーズを充足するために、クライアントと社会資源を適切なかたちで結び付ける理論。

Comments are closed.