学会・専門職能団体
12.29
医療・保健・福祉に関する専門学会や専門職能団体を紹介しています。ここでは、特に聴覚障害に関する団体を中心に紹介します。
日本社会福祉学会
日本社会福祉学会(Japanese society for the study of Socail welfare)については2001年に発表された「21世紀の日本社会福祉学会の組織、運営のあり方」に詳しい。
日本社会福祉学会は、「社会福祉に関する研究及び研究者の相互の連絡と協力を促進し、かねて内外の学会との連携を図り、社会の福祉に寄与すること」を目的に、1954年に設立された。
会員数については、2001年度時点で、約4000名を擁する大きな組織である。
大会については、年に1度開催されており、大会シンポジウム、自主企画シンポジウムや各種発表が行われている。しかし、報告の中では、障害のある会員の発表をする権利や発表を聴く権利が必ずしも十分に保障されているとは、限らないと述べている。
さらに学会規約に基づいた公式の団体として、地方部会があり、地方部会による研修会開催や発表大会開催などの活動があるが、地域格差が指摘されている。
機関誌は、「社会福祉学年」が年間4回発行されており、投稿論文の質の確保のために査読委員制度を設置している。
入会基準については、
1)社会福祉に関する研究を行うもので、かつ2)2名以上の会員から推薦を得たものであって、3)理事会が承認したものとなっている。運用上は、大学卒業以上のものを原則としており、それ以外のものについては、理事会で具体的に審議することとなっている。
なお、年会費については、2007年度現在で入会金1000円,年会費10000円となっている。
日本社会福祉実践理論学会
日本社会福祉実践理論学会(Japan Society of Social Work Practice)は、社会福祉実践及び社会福祉実践理論の研究並びに臨床教育を通じ、社会福祉実践の理論化と処遇実践レベルの向上を図り、ひいては社会福祉の発展に質することを目的として、1992年に設立された。
研究大会は、年に1度開催され、その他に機関誌は、「社会福祉実践理論研究」として、年に1回、会報が年に数回発行されている。
会員数は、約400名とされ、入会資格については、正会員2名の推薦(準会員として参加することを希望する者は、正会員1名の推薦)を得て入会の申し込みをした者は、理事会の承認を経て、会員になることができる。
正会員は、研究活動の性格上、原則的に大学院博士前期課程(修士課程)修了以上の者、または、実務経験3年以上の者とされている。
大学院修士課程在学者及び実務経験3年未満の者は、準会員となることができル賀、選挙権・被選挙権が認められない。なお、準会員として3年間本会に所属し、かつ、会費を滞納していない者は、正会員となることが可能である。なお、年会費については、入会費(5000円)、正会員(8000円)、準会員(5000円)となっている。
障害のある会員への対応等については、不明である。
日本医療社会福祉学会(Japan Society of Social Work in Health)
会員数は、2002年度現在で、330名であり、会員区分については、正会員(7,000円)、準会員(5,000円)、賛助会員(1口:10,000円)となっている。
機関誌は、医療社会福祉研究を年間1回発行している。
日本地域福祉学会
日本地域福祉学会(Japanese Research Association for Community Development)は、地域福祉に関する研究、会員相互の連絡と協力、内外の学会との連携を図り、地域福祉に寄与することを目的として、1987年に設立された。
機関誌は、年に1度、「日本の地域福祉」が発行されている。
会員数は、2005年3月8日現在で、1767名である。入会に関しては、会員2名以上の推薦が必要とされている。なお、入会に関わる費用は、入会金1,000円、会費7,000円である。
日本介護福祉学会
日本介護福祉学会(The Japanese Association of Research on Care and Welfare)は、介護福祉に関する研究及び会員相互の連携と協力を促進し、あわせて内外の学会との連携を図り、社会の福祉に寄与することを目的として 1993年に設立された。
会員数については、2004年度現在で、1324名とされ、入会に関わる費用は、7000円である。
年に1度 「日本介護福祉学会大会」を開催しており、また機関誌を年に1度「介護福祉学」として発行している。
社団法人日本社会福祉士会
社団法人日本社会福祉士会(Japanese Association of Certified Social Woekers)は、国家資格である「社会福祉士」の職能団体であり、社会福祉士の倫理を確立し、専門的技能を研鑽し、社会福祉士の資質と社会的地位の向上に努めるとともに、社会福祉の援助を必要とする人々の生活と権利の擁護及び社会福祉の増進に寄与することを目的に、1993年任意団体として設立され、 1996に社団法人格を取得した。また全国47都道府県に支部があり、現在は、約2万人が会員となっているとされている。
「日本社会福祉士会・社会福祉学会」が年に1度開催され、その他に研究誌「社会福祉士」を発行(年1回)、各種委員会が開催されている。
入会に関わる費用として、入会金5000円、年会費10000円となっている。
特定非営利活動法人日本ソーシャルワーカー協会
特定非営利活動法人日本ソーシャルワーカー協会(Japanese Association of Social Workers)は、ソーシャルワークが展開できる社会システムづくりに関心を持つすべての人々を対象として、会報、出版、ホームページなどによる普及啓発事業、ソーシャルワーク実践に関する調査研究事業、社会福祉及びソーシャルワークに関するセミナー、各種研修会事業や同種の目的を有する国内外の団体とのネットワーク構築事業で、広範な人々や関係機関と協働を深めながら社会福祉の向上発展に寄与することを目的として、1960年に設立された。
年に1度、年次総会及び全国大会が開催され、機関誌として「ソーシャルワーカー」や会報が発行されている。
会員区分は、以下通りである。
(1)一般会員 この法人の目的に賛同して、入会した個人
(2)専門会員 社会福祉に関する公的資格を有し、ソーシャルワーカーとして3年以上の経験を有する個人
(3)準会員 社会福祉に関する公的資格を有し、ソーシャルワーカーとして3年未満の経験を有する個人
(4)学生会員 福祉系大学院・大学・短期大学・専門学校等に在学する学生
(5)賛助会員 この法人の目的に賛同し、賛助するために入会した個人及び団体
入会に関わる費用として、入会金は、4000円、年会費については、正会員8000円、専門会員8000円、準会員4000円、学生会員3000円、賛助会員10000円(一口)となっている。
社団法人日本精神保健福祉士協会
社団法人日本精神保健福祉士協会(Japanese Association of Psychiatric Social Workers)は、精神保健福祉士の資質の向上を図るとともに、精神保健福祉士に関する普及啓発等の事業を行い、精神障害者の社会的復権と福祉のための専門的・社会的活動を進めることにより、国民の精神保健福祉の増進に寄与することを目的として、1964年に日本精神医学ソーシャル・ワーカー協会(会員数88名)として設立され、その後、1997年に精神保健福祉士が国家資格として創設されたことを受け、1999年「日本精神保健福祉士協会」へ名称変更、2004年には、社団法人格を取得した。
年に1回、「日本精神保健福祉学会」が開催され、機関誌として、「精神保健福祉」が年に4回、会報として「PSW通信」が年6回発行されている。
現在の会員数は、2005年3月現在で、4151名である。
会員区分は、以下の通りである。
(1)正会員 精神保健福祉士法(平成9年法律第131号)(以下、この定款において「法」という。)第28条の規定により精神保健福祉士の登録を受けた者及び大学等で精神保健福祉士の養成及び研究に従事する者であって、本協会の目的に賛同して入会した者
(2)準会員 本協会設立以前から、精神病院その他の施設において精神障害者の社会復帰に関する相談に応じ、助言、指導、日常生活への適応のために必要な訓練その他の援助を行う業務に従事する者であって総会が別に定める基準によって入会したもの
(3)賛助会員 本協会の事業を賛助するため入会した個人又は団体
(4)名誉会員 本協会に功労のあった者又は学識経験者で総会において推薦された者
なお、入会に関わる費用として、入会金5,000円、年会費15,000円となっている。
社団法人日本介護福祉士会
社団法人日本介護福祉士会(The Japan Association of Certified Care Workers)は、介護福祉士の職業倫理の向上、介護に関する専門的教育及び研究を通して、その専門性を高め、介護福祉士の資質の向上と介護に関する知識、技術の普及を図り、国民の福祉の増進に寄与することを目的に1994年に設立された。
年に1度、日本介護学会が開催され、機関誌「介護福祉士」年1回、会報として、「日本介護福祉士会ニュース」を隔月で発行している。
会員数については、2004年度現在で60994人であり、会員区分は、正会員、賛助会員、名誉会員からなっている。なお、入会に関わる費用は、入会金 5,000円 年会費 3,000円に支部会費が加算される形になっている。
日本医療社会事業協会
日本医療社会事業協会(Japanese Association of Social Workers in Health Services)は、医療社会事業の円滑なる医療の遂行を図るため専門的技術の調査研究と本事業の普及につとめ、もって公衆衛生の向上並びに社会福祉の増進に寄与することを目的としている。
日本医療社会事業協会は、保健医療分野で働くソーシャルワーカーによって構成されている団体であり、1953年に結成され、1964年に社団法人として認可されたわが国におけるソーシャルワーカーの団体としては最も古い歴史を持っている。
年に1度日本医療社会事業学会が開催され、機関誌として「医療と福祉」が年に2回、会報が年に数回発行されている。
会員数は、2005年度現在で3245名となっている。会員の区分については、正会員と賛助会員で構成されており、入会に関わる費用として、正会員は、入会金3000円、年会費10000円、賛助会員の場合は、年会費15000円となっている。